プログラム

主要プログラム


【大会長講演】
 大会テーマ 将来への架け橋-テクニックとテクノロジーの融合-
 演者:第44回日本体外循環技術医学会大会長 瓦谷義隆(金沢医科大学病院 医療技術部医療機器管理部門)

【理事長講演】
 体外循環の現状の課題と今後の展望
 演者:日本体外循環技術医学会 理事長 百瀬 直樹(自治医科大学附属さいたま医療センター 臨床工学部)
 司会:鈴木 一郎(仙台市医療センター 仙台オープン病院)

【特別講演】
 モノづくり - 商品開発の道しるべ -
  医師でない私がいかにしてシミュレータを開発、起業し、世界で手術トレーニングを進めるようになったか?
 演者:イービーエム株式会社 代表取締役社長 朴 栄光 先生
 司会:薗田 誠(名古屋第二赤十字病院)

【教育講演】
 論文から学ぶ体外循環の将来像
 演者:早稲田大学名誉教授 酒井 清孝 先生
 司会:後藤 武(弘前大学医学部附属病院)

【招請講演】
 Fusion of the technique and the technology(テクニックとテクノロジーの融合)
 演者:元AmSECT理事長 George D,GALBRAITH 先生
 司会:黒光 弘幸(松下記念病院)
    光家 務 (高松赤十字病院)

【教育セッション】
 体外循環における研究・開発への1・2・3
 司会:日比谷 信(藤田保健衛生大学)
    笠川 哲也(福井大学医学部附属病院)
 ES-1 医工連携の実際    演者:篠原 智誉(三菱京都病院)
 ES-2 統計学の基礎     演者:亀井 哲也(藤田保健衛生大学)
 ES-3 特許の取得方法    演者:廣浦 学(ニプロ株式会社)   
 ES-4 論文の書き方・必要性 演者:八木 克史(京都府立医科大学附属病院)

【フリーディスカッション】
 歴史から学ぶ体外循環の将来像 温故創新
 司会:芦村 浩一(熊本大学医学部附属病院)
    山田 悌士(岐阜県立多治見病院)
 対談者:間部 弘(第3代日本体外循環技術研究会 会長)
 対談者:岸 三郎(初代日本体外循環技術研究会 会長)

【日中交流セッション】(国際交流委員会)
 座長:南 茂 (大阪大学医学部附属病院)
    柏 公一(東京大学医学部附属病院)
 CE-1 Focus the development of cardiopulmonary bypass for cardiopulmonary bypass from the 15 years data
 演者:Feilong HEI, M.D. (Extracorporeal Circulation,Fuwai Hospital,Beijing, China)

 CE-2 Current situation of ECMO and Database Construction in China
 演者:Xiaotong HOU, M.D. (Director, Extracorporeal Circulation and Mechanical Circulatory Support,     Beijing Anzhen Hospital,Capital Medical University,Beijing, China)

【シンポジウムⅠ】
 抗凝固ガイドラインのアップデートと本邦における抗凝固管理の現状について
第43回大会のRTD「心臓周術期における最適な抗凝固管理について」において血管内皮の環境を忠実に再現できない以上、止血機能を理想的にモニタリングできる抗凝固モニタは存在しないこと、ACTは理想的なモニタではなく、様々な因子の影響を受けることなどが共通認識となった。また、2016年のAmSECT抗凝固ガイドラインを踏まえ2018年には米国3学会合同の抗凝固ガイドラインが創出された。ガイドライン改訂のポイントを確認することにより、最新の抗凝固管理のエビデンスを知る。さらに本邦において減少傾向ではあるが、未だに発生している凝固トラブル(リザーバおよび人工肺凝固)の原因を探りながら、どのような対策を講じるべきかを討論したい。

【シンポジウムⅡ】(CVSAP)
 低侵襲手術-チームとしてどう立ち向かうかー

【シンポジウムⅢ】
 重症心不全に対する補助循環戦略
近年、重症心不全に対するCardiac ECMOは、治療の一つとして確立している。しかし、重症心不全に対する補助循環戦略は、補助人工心臓実施施設か否かで異なり、実施施設では数日のECMOの後補助人工心臓にスイッチする施設と、自施設での治療を積極的に行い、回復が見込めない場合はVAD実施施設へ転院する施設がある。各施設での重症心不全に対する治療戦略の違いを発表いただき、回復までECMOで補助循環を行う施設での長期管理の経験と転院の判断基準・経験、VAD実施施設ではスイッチのタイミングや選択基準など理解を深める。

【シンポジウムⅣ】
 植込み型補助人工心臓「実施施設」と「管理施設」の連携
植込型補助人工心臓を装着した患者の管理を行う「植込型補助人工心臓管理施設」の認定が始まった。「植込型補助人工心臓実施施設」における業務負担を軽減させる上でも実施施設から管理施設への患者の移管は必要不可欠である。もちろん患者の居住地の近くに管理施設が存在すれば、長距離の外来通院から解放されるため、患者や介護者の負担軽減やQOLの向上にもつながる。移管に当たっては実施施設から管理施設へ、実施施設での処置が必要な場合は管理施設から実施施設へ情報を適切に伝達することが必要不可欠であり、施設間での連携が重要となる。管理施設の重要性とその果たすべき役割を踏まえ、私たちに求められていることは何なのかについて整理し、実施施設と管理施設の実務担当者間の連携の重要性について提示していく。

【シンポジウムⅤ】
 安全対策委員会 企画 「あなたならどう対処しますか」
安全対策委員会によるインシデントに関するアンケートでは、毎回多くのインシデント・アクシデントの報告がされているように、人工心肺中のトラブルはどこの施設でも起こり得ることであり、起こったトラブルに適切な対応をとらなければより患者をより重篤な状態に陥れてしまう事が危惧される。
様々な事例やトラブル対応への取り組みなどのプレゼンテーションの後に、事例を提示し、その事例に対してどう対応するのが良いかを考えることで安全対策への意識を高める。

【シンポジウムⅥ】
 夢を語ろう!人工心肺の未来像
産業技術が発展し、多くの医療機器が開発され進歩しているのに対し、人工心肺の開発が進んでいない中、将来こうなっているといいなと夢見る次世代の体外循環の理想像、未来像について語り合い、新しい人工心肺装置や医療材料など開発に向けた夢やアイデアについて固定概念を持たず、新たな観点から考える。これから私たちは、人工心肺の未来の実現のためにどうすればよいのか、何をすべきか、現在までのさまざまな取り組みも合わせて考えて見る。このセッションが、未来の人工心肺の道しるべになることを期待している。

【ラウンドテーブルディスカッションⅠ】
 左開胸(胸腹部大動脈瘤)手術の体外循環
近年、大動脈ステントグラフト内挿術の発展により遠位弓部~胸腹部大動脈に対しての左開胸による体外循環をおこなう機会が少なくなってきたが、無くなってはいない。
体外循環方法としては、逆行性脳還流(高本法)、左心バイパス法、F-Fバイパスによる部分体外循環などが必要となってくる。これらの体外循環は通常の体外循環に比べ難易度も高く、より高い技術が求められる。
今回は、通常の体外循環に比べて症例数が少ない体外循環の技術について、術後合併症予防を含め討論する。

【ラウンドテーブルディスカッションⅡ】
 成人先天性心疾患に対する体外循環
近年、小児心臓手術の成績の著しい向上および内科治療の進歩により、小児・乳幼児期の先天性心疾患術後患者が成人期まで到達する症例が増加している。心臓手術がスタンダードな治療となり得た初期に手術された患児の多くは、40歳代、50歳代となっている。成人症例を中心に体外循環を実施している施設でも、このような先天性心疾患術後の再手術に関わる可能性が出てきている。また、アイゼンメンジャー様肺高血圧症の、より重症度の高い初回成人先天性心疾患手術に遭遇する機会も多くなっている。
これらの体外循環においては、再手術に対する注意、特異的な血行動態、不整脈、術後管理など、我々体外循環技士として様々な特殊な対応を求められる。今回、小児体外循環を中心としている施設、成人体外循環を中心としている施設など、それぞれの立場で経験した「成人先天性心疾患に対する体外循環」についての注意点や工夫点、苦労している点などを発表いただき、誰もが関係する可能性のある本テーマについての情報共有を図りたい。

【ラウンドテーブルディスカッションⅢ】
 症例の少ない施設における問題点
全国的に体外循環症例50例以下の施設が圧倒的に多く、100例以下では6割となる。その中で昔のようにポンプを回す人が少なかった時代は1人当たりの症例数もある程度は確保できていたが、最近は体外循環に携わる人数も多くなり、1人当たりの症例数も減ってきているのではないかと思われる。症例数50例以下の施設における体外循環への関わりや技術の維持、教育方法などについて共有を図りたい。

【ラウンドテーブルディスカッションⅣ】
 体外循環を極める
各分野で体外循環技術をどのように極め、どのように変革していったのか。そして現在に至った経緯、各演者のこだわりと大切にしていること。その先の目標としていることなどを会員の皆さまに知って頂くことで、人としての資質、考え、技術とシステムの架け橋となる。