ご挨拶
第44回日本体外循環技術医学会大会 大会長 瓦谷 義隆 (金沢医科大学病院 医療技術部 医療機器管理部門) |
はじめに、平成30年7月の西日本豪雨災害ならびに9月6日未明に発生した北海道地方における大規模な地震により被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。また不幸にもお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。
さて、この度「第44回日本体外循環技術医学会大会」を2018年11月10日(土)~11日(日)に金沢市文化ホールを主会場として開催させていただきます。本大会が金沢で開催されるのは初めてのことであり、大変光栄に存じます。また北陸地方での開催も、1999年の第25回大会以来、実に19年振りとなります。このような歴史ある大会のお世話を務めさせていただけますのも、会員の皆様方のご支援のお蔭と、御礼申し上げます。
さて、本大会では、テーマを『将来への架け橋~techniqueとtechnologyの融合~』とし、経験に基づいた「個人の技術(technique)」を「科学・工学(technology)」に応用し、「安全性を保証するハード環境」を整えることで「技術水準(ソフト面)」の向上に繋げ、体外循環の安全性の向上に寄与することを趣旨としております。
私ども体外循環に携わるものには、最新、最高の医療知識、技術を持ち、さらに安全な医療を提供し続けることが求められています。本大会が体外循環に関する研究の進歩向上、学術の発展に貢献できるよう、さらには参加された方々にとって実りの多い大会にしたいと思っております。医工学連携が進む金沢から、将来において評価される大会となりますよう北陸地方会一丸となって努めさせていただく所存でございます。
北陸最大の都市でありながら、風情ある町並みが色濃く残る金沢で皆様をお迎えいたします。2018年秋、皆様と金沢でお会いできることを楽しみにしております。
ポスター
第44回日本体外循環技術医学会大会ポスターは、日本三大庭園である兼六園の徽軫灯籠(ことじとうろう)をイメージして作成いたしました。二本足の灯篭をJaSECT会員の皆さまに見立て、大会テーマである“将来への架け橋”を渡っていくことを表現いたしました。橋は北陸新幹線の色使いと、JaSECTロゴマークのカラーを取り入れて縁取りを致しました。また、脚の部分を石川県(能登半島)の地形を型どり、赤点で大会開催地であります金沢市の位置を示しております。
大会への思いと共にJaSECT会員の皆さまへの想いをこのポスターに託しました。大会テーマをこのポスターで共有していただけますと幸いです。